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世界遺産・石見銀山観光録その2「銀の精錬所」

渡辺さん家を堪能した後に
歩いていくと何だか気になる遺跡が・・・。

hukiyaato.jpg

下河原吹屋遺跡。
とあります。

説明看板をみていると

hukiyaaato2.jpg

どうもここで銀の製錬をしていたようです。
詳しく読もうとしていたら
後ろからガイドツアーの方々が。

よけようとすると
「いいですよ、一緒に聞いていってください。」
と言うてちゃってじゃったので
一緒に説明を聞きました。

やはりここは銀の製錬をする場所だったらしいです。
そこらに普通にちらばった石の中に
凹んだ石があるんですが、それは
銀鉱石を砕く時に使った要石らしいです。

hukiyaato4.jpg

銀鉱石は銀以外の不純物を多く含んでいるため
銀だけを取り出すには溶かして不純物を分ける必要があります。
物質はそれぞれ固有の融点があり、
銀の融点は960度。
そこまで高温にする技術は採掘当時にはなかったので
朝鮮まで輸出して、それから日本に持ち帰ったり交易に使っていたりしたようです。

おりしも中国では銀が通貨基準の時代で
銀は国際的にも価値がある時代。
それを国内生産できないか。
ということでこっそり技術を輸入したのが

ご存じ、灰吹き法。

hukiyaato5.jpg

石見銀山が世界遺産になった理由の一つに
環境との共存があったと聞いたことがあります。
世界最大の銀山として同時代有名なのが南米のポトシ銀山。
スペインの富の源となった銀山ですが
山ははげ山、工害により草木も生えない状態です。
しかし、石見銀山は見ての通り木々が繁ってる。
その理由の一つに灰吹き法が関係します。

銀の製錬にはもう一つ、水銀を使う方法があります。
水銀は金と銀に反応しやすく、沸点が低いため
蒸発させると金と銀だけが残る。
1000度近い高温の融解炉も必要がなく簡単!
なのですが、水銀は猛毒で、それを蒸発させるとなると
有毒な気体が発生します。
それでなくとも重金属の加工は毒性の強い廃液が出る。
なのでとても人が住めた環境ではなくなってしまうのですが
石見ではそういうことが起こらなかった。
そんなレアな場所でもあるのです。

hukiyaato6.jpg


そうそう、ガイドさん
「世界遺産といってもこんなものしかないから
 こうやって説明しないと分かってもらえない地味なもので・・・。」

と始終言うちゃってでしたが
いやいや、これだけ史跡残っていたら十分じゃろ??
と思いました。
説明も分かりやすかったし、盛りだくさんじゃったし

何より石見銀山ッ!!

激戦区のここに今立っているだけで
満足じゃ!!
と思うんじゃけど・・・
あ、でもここまで楽しく見れたのも
多分吉田の講座で石見世界遺産センターの館長さんの講義で
ある程度知識があったからかなあと思います。
  
 「公開講座「戦国大名と金銀山支配」講義録前半~石見銀山と勘合貿易~」

やっぱり現地でこうして話を聞くと随分と違うもので
このガイドツアーに途中参加で混ぜてもらいました。
料金は後で払うことでてくてくガイドさんについて来ました。

その1「渡辺家と逆さ紋」

その3「石見銀山にに残った毛利家旧家臣達」
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主に毛利元就から浅野長勲までの安芸の歴史に関するブログです。初めての方は目次へどうぞ。

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