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朝ドラ「マッサン」、スコットランドと広島の共通点

明日月曜から始まる朝の連続ドラマ小説「マッサン」は
竹原の竹鶴さんを元にしたドラマ。
竹鶴は江戸時代から続く酒屋さんで
今も当時のそのままの建物が残っており
酒屋さんも営んでおります。

matinami27.jpg

ドラマでは竹鶴は亀山さんという名前になるそうですが
竹原出身である設定は変えていないようです。
竹原の素敵な町並みもでるし
何より見どころは「渡る世間は鬼ばかり」で嫁役だった泉さんが
今度は姑として出ること!
しかも広島弁!
うわぁ楽しみ!!!

因みに竹原の歴史保存地区。

saihouji6.jpg

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しかし、時は大正時代。
異人さんはまだまだ珍しい時代。
・・・なんですが、明治時代に広島県は沿海部を中心に
ハワイやアメリカへの移民が盛んで、日本一移民を送りだし
仕送りのお金で村の子どもでさえ革靴履いていたり
パン屋さんが三次にも出来たりと
明治の朝ドラと言えば思い浮かぶ「おしん」とはかなり状況が違います。
とはいえ、ハワイに行っても嫁さんは元の村の地縁で貰い、
外国に住んでも外国人と結婚することはありませんでした。
大雨で被害を受けた八木の出身
チャップリンの秘書の高野寅一も八木出身の嫁さんを
ニューヨークに連れていってます。

なので、外国人の人間と結婚するのは
そりゃあ周囲は猛反対したんだろうなあと思います。
特に竹原。
塩で栄えた豪商の町。
泉さん演じる姑役の演技に注目したいところです!

で、ドラマをより楽しむために
小説
「望郷」(森揺子作 角川書店発行)

望郷 (角川文庫)望郷 (角川文庫)
(2014/06/20)
森 瑤子

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を読みました。
ドラマではエリーという設定の女性になっていますが
本当はリタというスコットランド人女性が主人公です。

最初はリタの半生なので
スコットランドが主な舞台です。
ヒースの見える町はずれの医者の家に産まれたリタと
その家族。
医者として人々に尽くしている父
おおらかで家族のために心をくだく母、
何かと張り合ってくる妹
後取り息子の弟
そして姉の一番の理解者の末妹。
リタには親同士で半ば決めている婚約者がいて・・・。
と話は進むのですが、
婚約者を巡る妹の嫉妬とか
まあ色々とあるんですが
竹鶴さんとの結婚は本当に双方周囲の反対を相当押し切って
したんだなあと思いました。
スコットランドの人にしてみればまだまだ未開のアジア人。
人種差別も激しい時代です。
縁切りされてもしょうがないだろうと確かに思います。
スコットランド人はクランという血族意識が高いのもあるし・・・。

あ、で、日本に来てからのリタは結構住環境には恵まれていたんですね。
でも、やっぱり生涯「外人さん」扱いはきつかっただろうなあと思いました。
・・・あの疎外感ってのはほんまに心えぐるもんです。
ちょっと眼の色が薄いだけで、髪の色がちょっと明るいからって
同じ人間なのに、何で違うとか区切るんだろうと
幼心に私もよく思いました。
日本人=黒髪黒眼とは限らんのになあ。
まあ外国人に同郷扱いされた時はそれはそれで
微妙な気分ですが。

あ、で総評としては
スコットランド人って広島人に似ているなと。
・・・表紙のリタさんの写真がまた若いころの母によう似とるんです。
眼鏡かけて、ぎっとこっちを見ているあの顔。
緊張したり、怒った時の母さんそっくり!!
・・と母に言ったら、
子どもに対する厳しさも?
と返されてこちらが答えに窮しましたが、
まあそういう外見?だけでなく
多分スコットランド人と広島人って
根本が似ているんだろうなと思うのです。

というのも、外国文学を片っ端から読む中で
英米文学、特にスコットランドを舞台にした話が私の中で一番
共感できることが多かったのです。
「秘密の花園」「黒馬物語」「スマイラ―少年」「時の旅人」とか
あげればきりは無いんですが、そういう本を読む中で、
思った共通点を以下にあげます。

まず、郷土愛が強いところ。
スコットランドの独立はこの間もニュースになってましたが
ヒースの荒野と湖の田舎なんですが、
そこに対しての愛着はかなりのものです。
広島は人にもよりますが、大人になっても広島に残っている人は
相当愛着強いです。料理よし、酒よし、海と山と世界遺産です。

次に方言に対する愛着
スコットランドはゲール語と呼ばれる独特の言葉を持っており
若い世代も積極的に使ってます。
広島弁への愛着はPerfumeとかまああげれば切りがないぐらい
全国放送だろうが紅白だろうがしゃべります。

それからフーリガン
スコットランド名物、地元サッカー団のふがいなさに観客が暴徒として
サッカー場に入り込むあれです。
・・・広島も市民球場の頃には、初期はようあったそうです。
フェンス乗り越えて球場へなだれ込むことが・・・。

最後に、自分で決めた事ならば、
どんな困難があろうと全てを捨てて突き進む

そのスコットランド人女性の気質は
広島人女性によう似ているなと思いました。
こうと思ったら鍋一つでついていく。
そう評されることも多いのです。

あと、相手をたててつつ、
家庭内の実権は自分が握る。
言いたいことはちゃんと言う。

まあそういう所も似ているかなと・・・・。

目の色とか髪の色とか違っても
中にある心は似ている。
だから2人は晩年まで仲良く過ごせたのかなと思いました。
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主に毛利元就から浅野長勲までの安芸の歴史に関するブログです。初めての方は目次へどうぞ。

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