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高野山・後編「お市夫婦と檀場伽藍」

奥の院にお参りした後
もう歩けないということで
バスにて檀場伽藍を目指しました。

で、相方が宝物館に行きたいと言って下さいました。
ちょいと距離があって歩くので
歩きまわるのもしんどいかなと思っていたんですが
これで心おきなく宝物館へ。

中は高野山開基1200年を記念して
特別公開の品々が!
運慶・快慶の傑作がずらりと並び
弘法大師の手形付きの土地証明書・・・、だったかな
がありました。
手形を合わせると大きい・・・。
蓮如上人の手形は私よりちょいと大きいぐらいでしたが
お大師様は指が長くて手の平も四角くて結構大きく感じました。

それとなぜか「お市の方」と「浅井長政」「浅井久政」の肖像画が。
ああ、教科書にあるある!!
と見たんですが、夫婦の肖像画は淀殿が後に作らせて
高野山に納めたものらしいです。
割と高野山は秀吉の頃に熱心な寄進があったようで
戦国武将の墓がこぞって集中するのもそのせいかなと思いました。

まあ気になるのが長政お父さんと久政おじいちゃんの似てなさ・・・。

久政のみ制作年代が違うということもありますが
顔の輪郭も眼鼻立ちも相当違う・・・。
ここまで似てない親子の肖像画は初めて見たなあと・・・。

・・・・まあ、両親を亡くしたのは子どもの頃ですし、
思い出補正ってのは誰しもあるよね。うん。
と深くは追求しませんでした。

で、日も暮れる中、檀場伽藍へ。

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夕暮れの雨の中
人もまばらな朱色の門・・・。
羅生門の世界のような感じでした。

開館時間ぎりぎりなのでとっとと周ります。
まずは正面に大きくある金堂へ。
中には巨大な仏様。

すごいなあとぐるっと拝観して
外へ出ます。
ご朱印をゲットし、
今度はでっかい多宝塔へ

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普段は宮島サイズなので、その大きさにびっくりしました。
ここまで来るともう別の建物でした。
中には大きな仏さまが。
閉館間近の塔の中にはちらほら人がいらっしゃいました。
外を出ると相変わらずの驟雨。
早々に宿へ向かいます。

今回泊まった宿坊は総持院というところで
細川家の菩提寺だったところのようで
入口には大きな九曜紋入りの提灯がありました。

中はさすが肥後54万石。
立派なお寺でした。

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中庭の藤も歴史を感じさせます。

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中はお寺、・・・なんですが
調度品からして螺鈿細工の応接間セット・・・。
唐風じゃ!と高級感あふれすぎる控えの間で
しばし居心地悪い思いをしながら待っていると
お部屋に案内されました。

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・・・廊下に畳が敷いてある!?
何、この格調高さ!?
そしてガラス越しに見える庭の広いこと。

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いい御庭ですなあ・・・。
縁側からつっかけで降りられるようになってます。
というか、今まで泊まったことのないランクのお部屋でした。

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8畳に加えて10畳の2間作り、
しかも宿坊なのにトイレ・バス付!
そして襖は全て金地。
・・・寝ぼけて襖破ったら洒落にならんです。

何だコレ!!
と感嘆した私たちは外国人並みに
写真で部屋をばしばし撮りました。
特に書院造の違い棚!
「室町文化教えるのに、子どもらに和室をイメージさせようとしても
 最近家に和室がない家が多くって、こういう棚とかほんま知らんのよね。」
と6年担任の先輩がばしばし撮る横で
私も教材になりそうなものを撮りました。
いや、今時の子らと来たら、鴨居も床の間も知らんですし
敷居すら知らない子とかいるんですよね・・・。
天袋とか何それ状態ですし、
なのでこういう純和風は資料として撮っておかねば!!
・・・とあの時は夢中でしたが、今思い起こすと職業病だなあ・・・。

で、カメラでばしばししていると
女将さんではなくまだ若いお坊さんが部屋の給仕に来られました。
あ、そうかここお寺だったと一瞬思い出しました。
いや、全然お寺っぽくないので・・・。
しかし、驚いたのがまだこのお坊さん高校生。
若いのに偉いなあと思いました。

で、精進料理が運ばれてきます。
最初、5時か6時に晩御飯と言われて
5時や6時?早ッ!
と思っていたんですが全然そんなことなかったです。
大分歩いたので丁度良かったです。

またお料理がおいしかった!

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高野山の白いごま豆腐。
甘くて味が濃くてすっかり気に入りました。

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それから意外だったのが
ガラスの器に入った料理、
えだまめの冷製ポタージュ。
・・・精進料理にこんなカタカナ名が出てくるとは!!

そして一番驚いたメイン

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ウナギのかば焼きもどき。
これが本当にウナギによく似せてあって
かば焼きのタレがおいしかった!!
また、細工も素晴らしく、
裏返すとウナギの皮を模して海苔が付いています。
すごいなあと感嘆しながら
般若湯をちびちび頂きました。

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デザートはまんごーぷりん。
・・・うむ、美味でござった!

で、早めにお風呂に入ると
雲水さんが布団を敷いてくれました。
雲水さん見るの初めてです!

で、その日は早く就寝し、
翌朝、朝のお勤めに。
6時半から本堂で行われます。
前日、宿帳代わりにお布施を包んで渡さないといけなかったので
お布施を渡すと朝のお勤めで名前を読みあげて下さります。
なので、宿に泊まっている方々の出身が分かるのですが
関西の方がとても多くて驚きました。
みなさん信仰熱心なのだなあと。

で、お住職さんのお話。
要約すれば

「人が嫌ってしようとしないことをしましょう。
 それは怒ることです。

 怒ると人から嫌われますが
 人が成長するには怒ることも大事です。
 だからしっかりと怒りなさい。」

うむうむ、同じことを昔言われました。
「愛情があればどんなに怒ってもいいんだよ。」
と一番の恩師が言って下さいました。
その言葉を胸に、さっき怒ったけどそれは感情の赴くままではなかったか?
子どもらのためにと愛情があったのかと自問自答していますが
人間なかなかそうそう冷静になれんものですな。

それと朝のお話って大切なんですね。
きちんと話をしなきゃいけないなあと思いつつも
朝の会の先生の話ってここから来ているんじゃ・・・、
とも思いました。
とりあえず、校長先生のお話が長くても
我慢して聞こうと少し思いました。

で、朝食。

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湯豆腐がおいしかったです。
水が良いのか、どの食事も滋味のある豊かな味わい。
と、お前は海原雄山かと美食通ぶりたくなるほど
どれも美味しかったです。

で、名残を惜しみつつも宿坊を出て
金剛峯寺へ。

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秀吉が母の菩提寺として建てたお寺なので
門には桐の紋が。

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中のお寺もとても立派でした。

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屋根の上にあるのは天水桶というものだそうで
防火用にあるんだそうです。

廊下には立派な虹梁が

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この奥に関白・秀次が自刀した柳の間がありました。
六条河原で妻子ともども斬首か磔にされたと思っていたので
意外でした。
柳の間からは中庭が見えるのですが
ここで死を待つ間に何を見ていたのかと思うと・・・。
しかし、秀吉も何でよりによってここで自害を命じたのか。
お母さんの菩提寺なのになあと疑問に思いました。

その奥にもお寺が続いています。

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結構大きな所で、
更に奥にはお菓子を頂ける場所がありました。
そこでお茶を飲んで一服し、
今度は高野山センターで阿闍梨様のお話を聞きました。
板戸も閉ざした真っ暗な闇の中
燈明がほのかに灯る空間・・・。
その中を鈴の音とともに阿闍梨様が来られます。
お説法は「美醜に捕らわれるな」ということでした。

で、爽快な青空が見えてきた高野山を下って
一路、パンダを目指します。
旅行会社の友人に
「え?本当にこの日程でいいの?」
と聞かれたぐらい電車で大移動開始です。
バスでロープーウェーの駅に向かい、
麓の駅から近鉄に乗って橋本駅を目指します。
橋本で和歌山行きのJRに乗りかえるのですが
近鉄→JRなのに乗り替え時間4分・・・。
ええ?間にあうの?
とやや早めに乗って橋本についたんですが
4分あれば何とか乗れる距離でした。
1番線と5番線ぐらいの差なので
走れば余裕かと。

ただ、この先も長いですし
せめて10分ぐらいの乗り次ぎ時間は欲しいかなあと思いました。
で、構内で見つけた「柿の葉寿司」
名物らしく、手頃な価格のお弁当はもう売り切れ。
そこでバラで頼みました。

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鮭の外に鯛もあったのですが
鮭がおいしかったです。
軽く酢でしめているのですが
しめ具合も最高でした。

で、2時間かけて電車に揺られ
和歌山駅で乗り換えくろしおに。
パンダ座席の案内があるので
どこだろう!?
とわくわくしながら探したらありました。

ものすごくシュールなのが

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これ、丁度座ると頭にパンダの鼻が当たる!!
・・・うん子ども用ですよね、仕方ないですよね。

で、荷物をロッカーに入れて
パンダ探しです!
入口入るとすぐにいました!

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カメラ目線でもしゃもしゃ食べている!
うわ、何この可愛さ!

そして双子の子どもパンダ
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一生懸命木登りする姉。

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母親の真似をする妹。
うあ、可愛い!!
何というか、子どもって真っ白で可愛いですね!
大人になると熊らしく茶色が交じるというか
大人になっちまった哀しみにってやつなのか。

そしてまたパンダグッズもかわいい!

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パンダ肉まん。
暑い8月だというのに思わず買ってしまいました。
でも可愛いから許す!

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・・・明らかにお子様ランチだけどいいじゃないですか
可愛いから許、してほしいです。

そんなこんなで夏休み期間ということもあり
閉園ギリギリの8時半まで遊び倒し
花火のあがるイルカショーを見て
白浜温泉行きのバスに乗りました。
が、皆考えることは同じ。
むちゃくちゃバスが混んでました。
もう1便出さなければいけないほどではなかったんですが
結構ぎゅうぎゅう。

で、白浜温泉に泊まりました。
素泊まりですが、町の温泉施設が歩いて1分。
便利な所でおかみさんもよい方でした。
海に近いだけあって温泉も塩気がありました。
が、体はあたたまりました。

高野山でせっかく浄化されたのに
動物巡りとはこれ如何にと思ったんですが
うん、パンダ可愛いじゃないですか!
それに高野山は今回は泊まれなかったんですが
毛利家の菩提寺である安養院
元就さんが納めたという仏像を祀っている龍泉院もありますし
何より隆景夫婦の逆修墓にお参りできなかった!!
・・・く、他の方々は行かれていると言うのに!!
まあ、また来年おいでよとのことなのかもしれません。
余談ですが、高野山、本当に浄化されました。
写経でもして1週間ぐらい泊まりたいぐらいでした。
また来年行こう!!
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トロロヅキ

Author:トロロヅキ
主に毛利元就から浅野長勲までの安芸の歴史に関するブログです。初めての方は目次へどうぞ。

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