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今が登山お薦め~日山城整備してきました~

「甦れ!日山城跡」の企画第3段
案内標識設置に参加してきました。

日山城は吉川興経が築き、
その後、従弟の吉川元春が入城して
広家が秀吉の命により月山富田城に本拠を移すまで
吉川氏の本城だった城です。

入口は何箇所かあるのですが、
今回は常仙寺跡に集合し、
そこから班ごとに分かれて登りました。

日野山5

因みにこれは寺の跡。
城の入口は違います。
寺の跡に上がらずに、まっすぐ山路を歩きます。

今回は案内標識を建てるのが目的。
なので、鉄パイプ装備!
「火縄銃よりは軽いけえ~!」
とおっちゃん達は言ってましたが
まあ、軽いっちゃ軽いか。
標識の札などは班長が背負子に背負って
登ったんですが、最初はほぼ沢登り・・・。
で、全然写真を撮れなかったのですが
帰りに撮った写真を載せます。

日野山1

沢の途中に石垣?
らしきものも

日野山2

それから、沢の途中に面白いものがありました。

日野山4

上手に撮れてないんですが
石を組み合わせてアーチ状にしてあるようで
アーチというまでは行きませんが
穴の下を沢水が流れて行ってます。

これは昔からあるものかなと左右を見ると

日野山4

大きな平らな石がある・・・。
ひょっとしたら門石の跡かな?
ううんでもよくわかりません。

その後、沢から山道に上がっていきました。
昔は谷底の道から上がっていってたそうですが
うん、山路は途中すんごい細い所あったので
下からのほうが上がりやすそうでした。
で、山路を上がると中城と呼ばれる郭郡にぶつかりました。

日野山7

まずは手始めに看板設置をされました。

日野山8

鉄パイプを差し込んで札をしめてできあがり。
さあ、この調子でというわけで
班で割り当てられた二の丸周辺に移ります。

日野山9

あった!
この横には姫路丸がありますよ~。
という標識を建てればよいのですね。

とんとんとパイプを差し込んで
札をくっつけて終了!

続いて名前が気になる姫路丸。

日野山10

姫路・・・。なんでだろう?
官兵衛も日山城に来ていたから
その関係?

ううん気になりますな。
ま、とりあえず標識をみんなで建てました。

日野山11

うん、立派。
それから、次の郭へ。

日野山13

広いです。
何の郭かなと標識を見ると

日野山14


大広間。
うん、大広間のお屋敷作るだけの広さがあります。
それから池の段とあるんですが
大内さんとこみたいな館と池がセットだったんでしょうか。

日野山12

ここらへん、池っぽい。
で、看板設置したので
続いて二の丸へ。
二の丸はこの郭のすぐ横の小高い場所です。

日野山17

大広間の上に二の丸・・・。
ええと、何かあったら上から・・・ってことはないですよね。
うん、考えすぎじゃろ。

で、二の丸登って看板設置。

日野山16

馬場・・・。
え、ここまで馬来てたんだ。
おっちゃんが、
この先見晴らしいいよ~。
と手招きするので行ってみると

日野山15

おおお!絶景!

ここから見えるのは千代田の方面。
右下の広い場所は千代田のゴルフ場らしいです。

春の穏やかな日差しが降り注ぎ
元就さんの発句にも

「身はひとつかけて野山や花の春

 うち吟したるは、花の比野山にこころをかけてうかるる身1つ。
 下のこころは一身の工夫にて国々の平安の発憤顕れ侍り。
 歌にも表の説裏の説ありとそ。」


あ、比野山は日山のことです。
うん、確かに1人で馬かっとばしてでも来たくなるぐらい
とっても見晴らしいいです、父上。

で、ちょいと困ったのが13の郭がない・・・。
基本、赤いカードの所に新しい標識を持っていったんですが
13だけない・・・。
道を戻ると途中に一升の水という朽ちた看板がありました。
この下には水が湧いているんだそうです。
で、ようようあったの13の郭。

日野山20

基本、芝刈りしているので藪はないのですが
篠竹が生えて見にくくなっていました。
おっちゃん達はみんな親切な方で、
矢竹と篠竹の見分け方を教えてくれたました。
やはり城跡で、見通しの良いところは矢竹が生えてて
大広間には篠竹生えてました。
即興で笛でも作っていたんでしょうか。

で、上に登っていくと

日野山18

あった!石垣!
石組者の石垣です1
平石積みの特徴的な組み方で
矢穴が大きいので古いタイプだろうとおっしゃってでした。

それからもう一つ
小倉山城が見える地点。

日野山22

昔はここから小倉山城まで矢を飛ばした。
という伝承があるんだそうです。
おいちゃん曰く、
「いや、無理じゃろ(笑)」
でしたが、風向きによっては届きそうな気もせんではないです。
紙飛行機タワーのような感じですよね?
伝承を裏付けるかのように、
側には矢竹が群生してました。

もうそろそろ本丸

日野山23

そして三の丸へ降りる分岐点。

日野山24

今回は担当の2の丸エリアと集合場所の本丸以外は見れなかったんですが
また今度米蔵の段とか三の丸エリアも見てみたいものです。

そしてついた本丸。

日野山25

見晴らし最高!向うの山々はもう島根県
石見との国境が見えてます。

日野山27

意外と広い本丸。
50畳はあろうかという広さです。

日野山28

遠くに雪の積もるスキー場が。
多分島根の瑞穂ハイランドじゃないか
と仰ってでした。
・・・瑞穂ハイランド、島根じゃったんじゃ、
広島県だと思いよった。

本丸は草刈りもしてあるので
ある程度見通せます。

日野山29

2年でこれぐらいの効果があるとわかったので
次回から定期的に手入れをしようという話をされようてでした。

それから本丸の端にあったもの。

日野山30

・・・。行かねばなるまい!
ということで班長さんに声をかけて
見晴らしいいよ~と薦められた出丸へ。

日野山31

真新しい看板が気持ちいです。
そして出丸の先っちょ。

日野山32

天気がええので遠くまで見えます。
二の丸と同じ方向の千代田を向いています。
まあ、石見路は親戚多いし、高橋氏が滅亡した後に建てられた城だから
安芸方面に向けて展望欲しかったのかな。

看板を設置した後、今回はまったくの私用ですと
参加されていた木村先生の講義を聞いた後に
下山。
お昼を食べに吉川元春館へ向かいました。

日野33


日野山34

いつ見てもこの石垣すごいなあと思います。
それから復元された台所。

日野山35

発掘調査で出てきた竈の跡に
竈を再現しており、ここで豚汁と竈炊きご飯によばれました。

日野山36

日野山37

さすが遠赤外線!
竈の豚汁うまいでがんした!
何だか、お味噌の甘さが際立ってて
京都の白みそで仕立てたような甘さでした。
それからごはん!
竈で炊いたご飯が足りなくなったので
私の膳には炊飯器のご飯も半分入っていたんですが
竈と炊飯器、ここまで違うのか!
と衝撃的なぐらい竈ご飯おいしかったです!

最後にお墓参りしてから
友達と一緒にデザートを食べに豊平へ。

どんぐり村のすぐそばの
カフェ。
最初建物が分からずうろうろして
一見倉庫みたいな場所でえ?となったんですが
中は立派にカフェでした。

日野山39

お薦めのシフォンケーキ!
イチゴは切っても中が赤い種類だそうで
甘くておいしかったです!

最後にどんぐり村でソフトクリーム食べて帰りました。
本当に充実した一日でした。
連れて行ってくれた友に感謝です。
機会があればまた参加したいものです。
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Author:トロロヅキ
主に毛利元就から浅野長勲までの安芸の歴史に関するブログです。初めての方は目次へどうぞ。

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